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ほんだな

読んだ本の記録・メモ。

『きょうのできごと』を読んで、この人の本をもっと読んでみたいと思ったけれど、期待はずれか。
「もっと」読んでみようと思ったけど、同じものをいくつも読んでいる気分。その先、その奧は見つからなかったかな。
★★☆☆☆


ショートカット/柴崎 友香

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何か好ましい文章を読みたい(ストーリーではなく文章)と思ったときは、やっぱり村上春樹を手に取ることが多い。自分の好みの文章で、害がないもの。

でも思うに、エッセイは新しいうちに読むものかも。15年前に書かれたものは、それはそれとしておもしろいけれども。よい小説と違って、エッセイは「古くなる」感じがする。
★★★☆☆


一気に読んでしまった。
祖国について、国籍について、そういう本を読みたかったわけではない。
で、そういうテーマを読むということとは別に、小説としておもしろかった。
主人公の、悩み、ひりひりするような気持ち、そういったものがしっかり伝わってきた。

★★★★☆


タクシー運転手の生活は興味深くおもしろい。大変そうだとは思っていたけれど、でもこういう仕事も悪くないかもと思う。

あのとき違う選択をしていたら。
人生が思うようにいかなくなったとき、誰もが想像することかもしれない。
想像したり妄想したりすることで過去が変わるわけではないけど、それに救われることもあるよね。とりあえず妄想へ逃げて、休養を取って力を蓄えて、現実へ戻って来ることができる。

とはいえ、なんとなくワンパターンのような気も。重松清や荻原浩。あったかい気持ちになる小説は多いけど、同じような思考回路を何度も読んでいるような。

★★★☆☆

あの日にドライブ/荻原 浩

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あんまり更新していなかったブログだけど、図書館から本を借りて読むようになったのでやはり記録だけでもつけておいたほうがいいかな、と。自分のために。

そんなにおもしろくないかなぁ。
この人の本を読んでいると、書こうと試みていることはなんとなくわかるけれど、おもしろく楽しんで読めたかというと、この本はちょっといまいち。
★★☆☆☆


コルセット/姫野 カオルコ

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久しぶりに読む帚木蓬生。
この本を最初に読んだときは、あまり馴染みのない世界を垣間見るような小説と感じた気がするけれど、今はこういう精神を病んだ人(という言い方が適切かわからないけれど)の小説が多いように思うし、身近に思う。
とりあえず記録。


閉鎖病棟 (新潮文庫)/帚木 蓬生

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