ほんだな

ほんだな

読んだ本の記録・メモ。

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つよくてきれいな名前。可愛い名前。
ちょうど今、おなかの子の名前が決まらず夫と悩んでいるところ。名前をつけるって難しい。

これは亡くなってから発行された本なんだね。
未完のものはどういうふうに続くはずだったんだろう。
「眼鏡越しの空」は夢中で読んだけど、そのほかの話はそれほどでもなかったかな。
★★★☆☆


ビューティフル・ネーム/鷺沢 萠

¥1,365
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読み始めてから、伊良部精神科シリーズだと知る。なぁんだ。となると、内容は容易に想像がつく。
他の本と同様、軽く読みやすかったけど、『イン・ザ・プール』『空中ブランコ』のほうがおもしろかった。
明らかに実在の人物をイメージさせる話も多く、そういうのはちょっとげんなり。
★★☆☆☆


町長選挙/奥田 英朗

¥1,300
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最近、ゴシサイズドイタリック体を練習している。今はもう完全に独学。
ゴシサイズドイタリック体を扱っている本は少ないんだよね。
ウェディングに偏った内容なら買わなくてもいいかなと見送っていた本だけど、これはゴシサイズドイタリック体の書き方が載っているので購入。
センスのよい本なので、今後の作品つくりにも役に立ちそう。


カリグラフィーブック―いろいろな書体で彩るウエディング/小田原 真喜子

¥2,100
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再読。
丁寧に描かれている感じはするけれど、すごくおもしろいというほどではないかな。
この本を読んでから、「覗き見る」「覗き見られる」ということを少し気にするようになった。
★★★☆☆


窓の灯/青山 七恵

¥1,050
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閉鎖された空間での数日間に繰り広げられる宴。その中での告白。そして、謎。
翌朝は決まって二日酔い、用意された健全な朝食。

パターン化していると言えばそうなんだけど、このパターンが実は好きだったりする。
ひとつひとつ明かされていく告白にどきどきする。
★★★★☆



ネバーランド (集英社文庫)/恩田 陸

¥540
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「やさしいため息」
共感してしまうのみならず、気持ちがひきずられてしまうなぁ。

「松かさ拾い」
地味なタイトルに、淡々とした内容。でもなんとなく好きだな。

平坦でたいした内容ではない話のような気もしつつ、含みのある文章に丁寧さを感じる。ちょっとした描写とか。
★★★☆☆


やさしいため息/青山七恵

¥1,260
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人には運命とかさだめとかいうものがあるのかなぁ。
すべての人が幸せになれたらいいけれど、すべての人じゃなくても、せめて努力した人やけなげにがんばっている人には不幸にはなってほしくないと思う。

で、本の感想は。
短編6つともさくさくとおもしろく読めたけど、特におもしろいとも何か残るともなく。表題作の「薔薇盗人」はいまいちだったかな。
★★★☆☆


薔薇盗人/浅田 次郎

¥1,575
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またまた絲山秋子のエッセイです。けっこう手抜き文章のような気がする・・・。なので読む側も気楽に読めます。
この前のエッセイと同様、この人の書く小説は好きだけど、この人自身とは合わないなーと思う。
とはいえ、食べ物の話は単純に読んでいて楽しい。
★★☆☆☆


豚キムチにジンクスはあるのか―絲的炊事記/絲山 秋子

¥1,260
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テンポ良く軽快に読めたのは1話目。
男の沽券・・・、わかるような気がする。わたし自身、男女は関係ないと自分に仕事をすることを強いる一方で、女らしくありたいと思っているし、男の人には男らしさを求めてしまうし。

2話目を読んで、愛情を注ぐことのあたたかさをしみじみ思う。愛すること、育むこと、それが、わざとらしくなく自然に描けていて読んで心があたたかくなった。2つの話を続けて読んだから思うのかも。
どちらも、結末としては若干つまらない感はなくもないけど、読んで気持ちのよい小説だった。
★★★★☆


ウェルカム・ホーム! (新潮文庫)/鷺沢 萠

¥420
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瀬尾まいこ、豊島ミホ、平山瑞穂・・・、うーんなんとなく予想がつくような、と思いつつ、へぇー伊坂幸太郎も入っているんだ、ということで読んでみる。7人の作家による短編集。
タイトルからすると、生まれ変わるとか新しく始めるとか、そんなテーマなのかな。

全体的には、うまくまとめたありがちなストーリーという印象。どういうことを考えての順序なのかわからないけど、はじめの方よりも終わりの方の話がおもしろかったかな。中島京子「コワリョーフの鼻」とかけっこう好きだし(でも最後の1行はいらないと思う)、豊島ミホ「瞬間、金色」もよかった(角田光代の『対岸の彼女』を連想した)。★2つから始まって3つで終わった感じ。
★★☆☆☆


Re-born はじまりの一歩/伊坂 幸太郎

¥1,470
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